vol.02西山博史さん
2012年移住/埼玉県出身/ヨナグニウマふれあい広場勤務
西山さんは、馬がつないだ不思議な縁で移住して来ました。
島では与那国町の天然記念物であるヨナグニウマの牧場でスタッフとして働き、
日々馬の世話や馬遊びのお客さんの対応にあたっています。
「美しい海にヨナグニウマ、この島は最高」といいます。
移住にあたって
移住のきっかけ
沖縄本島の牧場で馬の世話をするボランティアをしていたら、与那国にあるヨナグニウマの牧場でスタッフを募集しているから行かないか、といわれてふたつ返事で受けました。自分の意志というよりも、馬が結んだ縁に引っ張られてこちらに来たという感じです。
移住する前に不安だったこと
離島に住んだことがなかったため、多少の不安はありましたが、それよりも期待の方が大きかったです。
住まいや仕事の探し方
仕事は、来る前から決まっていたので、特に探すことはありませんでした。家は、最初は職場の寮で、今は町営住宅に住んでいます。
移住後の生活について
移住して変わったこと
本土や沖縄本島に比べると、与那国は狭い島です。でも見方を変えるとコンパクトにまとまっているともいえ、慣れれば不便さを感じることもありません。一番大きな変化といえばこちらにきて職場結婚し、先月子どもが生まれたことです。
移住して苦労したこと
やはり台風ですね。風で牧場の施設が壊れることもあります。せっかく作っても台風で壊れたら、また作らないといけません。労力もお金もかかるから大変です。また、台風で停電することもありますし、そのせいで携帯電話の電波が届かなくなる場合もあります。
移住して良かったこと
のんびり、シンプルな暮らし
たまに本土に帰り、与那国に戻ってくると、こののんびりした空気感や、よけいなものがないシンプルさにほっとします。きれいな海とヨナグニウマがすぐそばにある生活をしていると、移住してきてよかったと感じます。
子育てについて
渡航費補助が助かります。
初めての子が生まれたばかりなので、子育てはこれから。ただ、妻の妊娠中は何度か石垣島へ行くことがありました。与那国には産婦人科がなく、月に一回産婦人科のお医者さんが通ってくるのですが、それ以外にお腹が痛くなったときなどは、石垣島まで行かざるを得ません。離島ならではですが、条件が合えば渡航費の補助があるので助かります。
現在のお仕事について
24時間動物相手なので、ちょっと特殊な仕事です。朝は5:45に出勤してヨナグニウマに朝ごはんをあげ、自分の朝食は8:00過ぎ。その後はランチを挟んで夕方まで馬の世話やお客さん対応、夜でも馬が逃げたら呼ばれて駆けつける、という感じです。
与那国島の魅力について
きれいな海がすぐ目の前に広がってすばらしい環境です。
こちらの方が子どもを育てるにも良さそう。きっとのびのび育ってくれると思います。
大人にとってものんびりするには本当にいいところですね。